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咳エチケット~感染症を予防するために~

インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみによって細菌やウイルスが飛沫することで感染する感染症は数多くあります。「咳エチケット」はこれらの感染症を他の人に感染させない・感染を拡げないために、咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえるマナーのことです。

咳エチケットのポイント

咳やくしゃみが出るとき

マスクは鼻からあごまで覆い、隙間がないように着用する(図1)。マスクが無いときはハンカチやティッシュ、上着の内側や袖などで鼻と口を覆う(図2、3)。人がいる方向を向かず1m以上離れること。

咳やくしゃみのあと

使ったティッシュはゴミ箱に捨てること。手洗いをすること。

冬の感染症予防

マスクを着用する。人ごみを避けて行動する。適度な温度・湿度を保つ。外出したあとは手洗いを行う。栄養と休養を十分取る。などがあります。
空気が乾燥するとのどや鼻の防御機能が低下し感染しやすくなります。マスクの着用や加湿器を使用することで湿度を保つことは感染症予防として大切です。
手洗いは簡単に済ませてしまうと効果が不十分になってしまいます。手指消毒剤は手によく擦り込むこと、石けんは十分に泡立て手全体を洗うことが大切です。

冬は感染症が流行する季節です。一人ひとりが感染症に「かからない」、かかったときは「他の人に移さない」という意識をもって行動することが大切です。マスクの着用と手洗いは自分を守ることだけでなく、他の人に拡げないためにも重要です。予防と対策を行い、冬の感染症シーズンを乗り切りましょう。

三条総合病院
感染対策室
感染管理認定看護師
小柳 浩子

掲載日:2019年02月24日