冬道での転倒による骨折
初期症状
腫脹、皮下出血、疼痛、圧痛、変形、関節の異常な動きなど
治療方法
●整復と固定 ●リハビリテーション
予防方法
- 歩き方:小さな歩幅で、左右の幅は適度に離しましょう。また、重心を前に置き、できるだけ足裏全体を路面につけるように歩きましょう。凍結路面ではすり足で歩くようにすると滑りにくくなります。
- 急がず、焦らず、ゆっくりと:「滑りそう、転びそう」な路面を見分ける余裕をもって歩きましょう。また、急いでいたり、携帯電話を見るなど路面に対する注意が薄れると転倒しやすくなります。
- 筋力を維持しましょう:冬季は寒さや雪で、外出機会が減りやすくなります。また新型コロナウイルスによる自粛生活で、さらに活動の機会が減っていますので、筋力低下をきたしやすくなっています。運動の機会を意識的に作りましょう。
- 滑りにくい靴を履きましょう:深いギザギザ模様のある靴底のものや柔らかいゴム底のものが滑りにくいです。
その他注意すべきこと
転倒は年齢が高くなるほど発生割合が高く、また重症になる割合も増えます。高齢者の転倒の原因は、バランス機能低下、筋力低下だけでなく、視力低下、感覚障害、服薬問題、外的要因(環境)などがあります。その中でも、筋力低下が最も転倒リスクが高いため、日ごろから運動習慣をつけるようにしましょう。
掲載日:2021年02月07日